こんにちは ほたる です。
今回は各教科の特徴とその対策についての記事になります。
この記事は
・一級建築士の勉強を考えている方
・各教科の勉強方法がわかります。
計画 20問
○特徴
数字や用語を覚えることが多く、
建築史で建物の特徴なども試験として出てくるので試験範囲が広いです。
また新規問題が多いのも特徴です。
追記:今年(2021年)の計画は荒れたみたいですね。
○対策
建築史の勉強は覚えることが多いわりに出ても1問程度です。
その1問の為に何10時間という時間を割くのは効率が悪いので、
通勤時間の隙間時間に軽く教科書を頭に入れる程度でいいと思います。
また近年は最近の建物を題材とした問題が出題されることがあるので、
アンテナを張っておくことも重要です。
環境・設備 20問
○特徴
計算問題が出たり、数値の単位を覚えたりすることが多い教科です。
音や熱、風力など目に見えない分野ですので、イメージがし難い教科です。
また近年、足切り点で補正が入る唯一の教科ですので、
それだけ点数を取るのが難しいと言えます。
○対策
見えない部分を出来るだけ自分なりのイメージをつけると、覚えやすくなります。
例えば単位などを覚える場合は丸暗記をするのではなく、
単位の意味を理解していくと頭に入りやすくなります。
法規 30点
○特徴
いかに早く法令集を引けるかがカギとなる教科です。
暗記というよりは、法令集のどこに何が記載されているかを体に染み込ませるかが
重要になってきます。
5教科に中で1番安定して点数が確実に取れる教科です。
自分の得意教科の1つにしましょう。
○対策
法規は時間勝負の教科です。
問題を見た瞬間に法令集のページが開ける位、法令集に慣れることが重要です。
また最終的にはよく見る問題は見た瞬間に○✖️がわかるくらいの判断力が必要になってきます。
日ごろから問題を解くのに時間を意識した解き方をすると良いです。
構造 30問
○特徴
前半に7〜8問計算問題が出ます。
計算問題を解くための数式を覚えたり、数値を覚えたりすることが多い教科です。
普段から構造の仕事をしていないと頭に入りにくい教科だと思います。
○対策
計算問題全てを落とすのは致命傷になります。
とは言え、計算問題を全て正解するには相当の計算式を覚えなければいけません。
計算問題は半分以上正解する位の考えで挑むのが良いかと思います。
施工 25問
○特徴
用語や数値など覚えることが多い教科です。
また具体的な施工手順などの問題が出ることがあるので、
実際に施工管理の仕事をしていないとイメージが出来ず覚えるのに苦労するかもしれません。
(意匠設計の仕事をやられている方は苦手な教科だと思います)
○対策
現場をイメージすると覚えやすかったり、答えがわかることが多いです。
イメージがつきにくい時は、施工管理の仕事をしている方に話を聞いてみたり、
学校によっては施工管理のDVDが用意されている場合もあるので、
その映像を見ておくとイメージがしやすく頭に入りやすくなります。
また、施工管理の問題はなぜその手順でやらないとダメなのか?
なぜそれが必要なのか?
の目線で考えると答えが導き出せる場合があります。
まとめ
各教科の特徴を挙げてみましたが、
一級建築士の試験は基本的には暗記することが多いです。
用語を覚えたり、数値を覚えたり、数式を覚えたりと
それを知っていないと解けない問題というのが多々出題されます。
簡単にいうとそれを全部覚えられれば合格に近づくのですが、
その量が尋常じゃないくらい多いんです。
少なくとも私は覚えきれませんでした…。
そこで私が考えたのが出来る限り暗記する部分を少なくすることです。
法規に関しては頭に入れず、出来るだけ早く法令集を引けるように訓練をしました。
(と言っても、法令集を何回も引いているうちに重要な部分は覚えてしまいますが。)
また数値の部分を語呂で覚えたり、関連付けて覚えたり、
数式は1つを覚えそこから発展させて覚えたりと、
出来る限り暗記する部分を少なくしました。
また、計画の対策に記載しましたが、捨てる項目というのも大事です。
覚える量の割りにテストには出なかったり、出ても1点だったりと、
コスパの良い勉強というのも今後重要になってきます。
最後に
勉強をやり込んでいくと分かりますが、
実は各教科で覚えることが被っている部分があるんです。
計画で覚えたことが環境で出たり、
構造で覚えた部分が施工で出てくることがあります。
各教科ごとに完結するのではなく、
一級建築士という広い範囲で見ると、覚える部分をまた少し減らすことが出来るんです。
勉強後半にテストの点数が伸びてくるというのはここに関係しているんです。
5教科をまんべんなく勉強すると、各教科に影響が出てきて、
全体的に点数が伸びるんです。
私もこれは実感しました。
ちょっと言葉にするのは難しいのですが、この時期は肌で感じます。
ああ、なるほどなって感じたあなたは合格が近づいている証拠です!!
最後までに気を緩めずに頑張りましょう!
各教科ごとの掘り下げについては、また別の機会に記事にしてみようと思います。
勉強中のお忙しい時間に最後までお読み頂きましてありがとうございます。
引き続き勉強頑張って下さい。
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