今回はこんな勉強の仕方は良くないという記事を書いていきます。
この記事は
仕事を辞めて試験勉強をする
これは私の経験談から言えることです。
私が一級建築士の勉強を始めたきっかけはリーマンショックの影響で
会社が倒産してしまいニートの状態で勉強を始めました。
一級建築士に合格出来れば転職もし易くなるだろうと思ったからです。
いくらなんでも仕事もせずに1日中勉強をしていれば合格出来るだろうと
思っていましたがその年は普通に落ちました(笑)
たままた学科の勉強をしている途中で知り合いから声が掛かって、
試験勉強が終わるまでにバイトとしてで良いからウチで働いてくれないかと
言われていたので、
学科が落ちたと分かったあとは普通にその会社で働くことになりました。
今思うとその時に声をかけてもらっていなければと思うとゾッとします。
その後に資格無しで就職活動をしていたでしょうか?
そして良い就職先を見つけることが出来たでしょうか?
私が一級建築士の勉強を1年していたことは、
転職先からしたら何も意味の無いことですから、
1年間遊んでいた人と何も変わらないですからね。
この1年間の勉強というのは就職活動には返ってハンデになっていかもしれないです。
その時は若かったですし、明るい未来しかなかったので
一級建築士合格 → 良い職場に転職
という前向きなイメージしかありませんでした(笑)
その時は落ちるなんて一瞬も考えていませんでした。
ここでもう1点私の友人の例も話しておきます。
私の友人は当時20代で派遣社員として設計事務所で働いていました。
その事務所が働きやすかったようでそのまま正社員として雇って欲しいと
希望を出したそうです。
その時、その事務所が出した条件というのが一級建築士の資格取得だったそうです。
友人はテスト前二ヵ月会社を休職して勉強に励みました。
…が、学科不合格でその希望の設計事務所に正社員として採用してもらうことが
出来ませんでした。
友人は自分の計画通りに人生を進められなかったショックで建築業界から退いてしまいました。
教訓
自分でコントロール出来ないことに期待するのは止めましょう。
いくら努力したって結果が伴わないことなんて生きていればいくらでもあります。
一級建築士の試験もその一つだと思います。
この資格が無いと路頭に迷ってしまうような選択肢は避けたほうがいいと思います。
人によっては時間が掛かってしまうかもしれませんが、
仕事をしながらコツコツ勉強することをお勧めします。
補足
仕事を辞めての勉強は本当のことを言うと他の受験者と差がつき
合格がグッと近づく勉強方法です。
私もその期間があったから合格のステージに近づけたとは思っています。
しかし、合格しないと次の行動に移れない。
(私の場合で言うと合格しないと就職出来ない)
という選択肢を取ってしまうと、万が一落ちた場合に次の行動が取れなくなります。
仕事を辞めて勉強される方は、万が一の事を考えて、
保険をかけて勉強することをお勧めします。
例
・派遣会社に登録しておいて勉強終わり次第すぐに働く
・自営業されている方は1年間休職する
等々
勉強したりしなかったりを繰り返す
何度も言いますが、この試験勉強は積み重ねが重要です。
一度勉強すると決めたのなら、合格するまで走り続けることをお勧めします。
私が長年勉強していて出来たイメージです。
この試験ってある程度時間をかけてある一定の量の勉強をすると一つの土台に乗るんです。
この土台というのが合格のステージです。
この土台に乗ってしまうと合格はもう目の前なんですが、
この土台に乗る前に少しでも気を緩めてしまうと落下してしまって、
また0に戻ってしまう試験なんです。
私の経験でいうと
学科勉強2年目のようにダラけてしまったのがそうですし、
逆に7年目のように一度学科合格の土台に乗ってしまえば、2度目の学科合格は簡単なんです。
こんなイメージです。
ここで私の友人の例を話しましょう。
私の友人は定期的に一級建築士の試験勉強をします。
最初は20代の時に1度受験をして30代中盤の時に2度目の受験をしました。
そして40代の今年3度目の受験をすると言っていましたが、
受験までたどり着かず、6月中旬頃に勉強するのを辞めてしまったんです。
過去2回の試験結果はどちらも50点台だと聞いています。
間を開けて勉強していてはいつまでたっても大台に乗らないのです。
いつまでも独学で勉強している
毎年独学で勉強していて、
全然点数が上がらないんだよな~。
と言ってる貴方。
お金というリスクを取って学校に行くことをお勧めします。
多分そのままでは一生合格出来ません。
勉強の仕方、量、勉強習慣が全然足りていないんだと思います。
学校に通って環境を諸々変えることをお勧めします。
ここで私の友人の例を話しをしましょう。
私の友人は最初1回学校に通いましたが、
その後お金が勿体ないという理由で独学で勉強をしていました。
しかも私が合格した時に使っていた教科書で勉強をしていますので、
もう6年位前の教科書になります。
もうそうなると、各教科で覚える部分を増えてきているでしょうし、
教科書に載っている数値も変わってきているかもしれません。
1点が重要なこの試験で間違った数値や内容を必死で覚える勉強方法って
効率が悪いと思います。
落ちた時に何が悪かったかのかちゃんと分析して次に生かさないと
いつまで経っても合格できません。
まとめ
皆様もうお気づきかもしれませんが、
私が例に挙げた友人というのは同一人物です。
20代で仕事を一時休職して一級建築士の試験に挑みましたが落ちてしまい、
そのショックから建築業界を離れました。
30代中盤にまた建築業界に戻ってきて資格が必要になったので、
私から教材を借り独学で勉強をし始めましたが、
その年は50点代しか点数が取れず不合格。
もう諦めたのかと思っていましたが、
3年後40代で私が貸した当時の教材を使い勉強を始めましたが、
今回は6月中旬で勉強を辞めてしまい、本試験を受けずにリタイア。
このような勉強の仕方をしているとなかなか点数が伸びず、合格するのは難しいでしょう。
今年に関しては本番の試験を受けなかったので、
1月~6月までの勉強時間は只の無駄な時間です。
それなら、勉強などせずに遊んでいたほうが良かったと思います。
私は彼に何度かアドバイスをしましたが、全然聞いてくれません。
私には友人を変えることは出来ないと思いますので、
せめてこの内容をブログにしてダメな事例としてみんなに伝えようと思いました。
そうすれば彼の失敗も報われるはずです(笑)
彼の反対の行動をすれば合格が近づくのではないでしょうか。
キリが良いので今日はこの辺にしようと思います。
貴重な勉強時間に最後までお読みくださいましてありがとうございます。
引き続き勉強を頑張って下さい。
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