受験振り返り(6年目)

自己紹介

今回は受験6年目を振り返っていこうと思います。

製図カド番の年です。

この記事は

・一級建築士の勉強をされている方
・これから一級建築士の勉強をしようと思っている方
 

向けの記事になっています。

この記事を読んで頂くと

・実際に受験をした人がどのような勉強をしたのか
・製図試験本番での注意点
・カド番受験者の注意点

がわかります。

今回はここです。

年明け~課題発表の7月末まで

この年は転職も終えて落ち着いた年でした。

年始からちゃんと学校に通い、基礎の勉強をしっかり行いました。

また、カド番の年ということもあり、気合十分だったのを覚えています。

課題発表時(7月末)

その年の課題は【道の駅】でした。

8月の夏休み中に地元で道の駅を何軒か見てきました。

実際に建物見ることで、

こんな部屋が必要なんだ
こんな動線になっているんだ

と肌で感じることはプランニングをする上でとても重要になってきます。

8月下旬~10月まで

いよいよ学校の本格的な授業が始まります。

学校側が考えてくれたカリキュラムに沿ってひたすらにプランニングを
解いていきました。

さすがにカド番ということもあって、授業には全て出席しました。

授業に全て出席した甲斐もあって、
少しづつプランニングのテクニックが上がってきたのと、
製図のスピードが確実に上がってきました。

私が通っていた学校の授業は毎回課題が出されて、
時間内にエスキースから図面の仕上げまでを終わらせます。

まさに、毎回模擬テストを行っているようなもんです。

毎週そんな事をしていれば、嫌でも力がつきますよね(笑)

最終的には時間内に図面を描けるようになっていました。

また、幸いなことに製図のコツをつかんだせいか、
図面を描き上げるスピードは授業を受けていた生徒の中でも
1、2番に早いスピードになっていました。

そのせいもあって、今年こそは合格だなと自信を持って本番の試験に挑みました。

本番

いよいよ本番当日です。

私に中で強いこだわりがあって、
一級建築士の試験はずーっと同じ会場で受験をしていました。

詳しい話をすると、試験会場はずっと東大だったのですが、
同じ会場だと緊張もしなくなるだろうというのと、
こんな機会でもないと東大に敷地内に入る機会はないだろうという
ミーハー気持ちもあったんですが(笑)

その年も安定に東大会場でした。

本番のアクシデント

いよいよ試験開始10分前という時に、急に頭のなかに…

今年はカド番なんだ…

今年失敗したら終わりだ…

というマイナスの言葉が浮かんできました。

その瞬間です。

物凄い手が震えてきたんです…

過去2回受けている製図の試験で、過去数回受験している会場で、
一度も緊張なんてした事は無かったんですが、
その年にそれが起こったんです。

自分でも信じられませんでした。

手が震えて最初に書かなければいけない、
自分の名前すらまともにかけなかったんです。

これはまずいと思い、いったん気持ちを落ち着かせる為に
目を閉じて深呼吸をしました。

5分くらい目を閉じていたでしょうか。
まだ気持ちが落ち着いていませんでしたが、
時間がもったいなかったので、試験に取り組みはじめました。

しかし、一旦動揺した気持ちはなかなか平常心には戻らず、
頭が真っ白になってしまって、
全然プランニングがまとまりませんでした。

とりあえず自分の中のダイムスケジュールは出来ていて、
エスキースのタイムリミットを超えてしまったので、
エスキースを辞めて図面の仕上げに進みました。

その時のエスキースの完成度は60%位だったと思います。

図面描き

今でもなぜそんな行動をとったのか全く分かりませんが、
急に図面をキレイに書こうとしてしまったのです。

そのせいで普段あれだけ練習した図面の手順を全く無視して描いてしまったんです。
その結果、思うように図面は進まないし、
この時間の時にどこまで描きあがっていなければならない
自分のタイムスケジュールもぐちゃぐちゃになりました。

残り30分の時点で半分位しか図面が描きあがって無く、
震える手でフリーハンドで無理やり図面を終わらせようとしたのを覚えています…。

結果

不合格でした。

試験が終わった時点で未完成だったのがわかっていました。

あまりにもショックで家にどうやって帰ったか覚えていません。

反省点

極度の緊張

これに尽きると思います。

試験開始前にこれで失敗したら、これまでの努力が0になってしまうと頭をよぎった瞬間に
極度の緊張に襲われました。

これまでの人生で手が震えて動かなくなるまで緊張したのはこれが最初で最後です。

こんな時に来なくたって…

本当に自分のメンタルの弱さを憎みました。

普段やらないことをした

図面を描くときにいままでやっていない描き方をしてしまいました。

総合して緊張したことが原因ではあるんですが、
本番で練習でやっていないことが出来るはずがありません。

そのせいで普段しっかり描き上げている時間内に
図面を完成させることができませんでした。

みなさんへのアドバイス

余計なことは考えない

緊張するなというのは無理かもしれませんが、
試験前に余計なことは考えないほうがいいですね。

私は試験前にこれまで頑張ってきたことをここにぶつけようと思い、
これまでの試験勉強期間中の事を思い返して感慨にふけってしまいました。

そして最後にたどり着いたのが
これに落ちたらこれまでの5年間の努力がパーになってしまうです。

そうしたら手が震えました(笑)


カド番のプレッシャーって思った以上でした。

みなさんには製図は3年目まで引っ張らず、1、2年で合格されることをお勧めします。

練習でやってないことを本番でしない

練習でやっていないことを本番でやろうと思っても出来ません。

私の場合は本番で図面をキレイに仕上げようと思ってしまいました。
(普段は少しくらい図面が汚くてもを完成させることを優先していました。)

その結果、描き順がボロボロになり時間内で図面を描き上げることが出来ませんでした。

本番は無心になって練習通りに図面を描き切ることを優先してください!!!

キリが良いので本日はこの辺にします。

皆様の貴重な勉強時間に最後までお読み頂きましてありがとうございます。

引き続き勉強頑張って下さい。

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